この記事ではPower Automate for desktopをつかって郵便番号やハイフンを削除する方法について学習します。
電話番号や郵便番号からハイフンを削除する
Power Automate for desktopで郵便番号や電話番号からハイフンを削除するには「テキストの置換」アクションを使う方法が一般的かと思います。
「削除ではなく置換?」と少し違和感を持つ方がもしかしたら いらっしゃるかもしれません。「テキストの置換」アクションは「文章の中から 特定の文字列を探してそれを別の文字列に置き換える」という役割のアクションですが、ハイフンを削除するときは「文章からハイフンを探して空文字と置き換える」という使い方をすることで結果的にハイフンが削除されます。
電話番号がリストされたテキストファイルからハイフンを削除する。
電話番号がリストされたテキストファイルから「ハイフンを削除」してみます。
▲架空のテスト用電話番号をリストしたテキストファイルがあります。このテキストファイルに記載された電話番号には「###-###-####」というようにハイフンがついた形式です。この電話番号からハイフンを削除して「##########」という形式にして別のテキストファイルに出力する。そんなフローを作成します。
▲パラメータを入力します。
- 解析するテキスト:%FileContents%
- 検索するテキスト:-(ハイフン)
- 検索と置換に正規表現を使う:オフ
- 置き換え先のテキスト:%”%
▲フロー実行後に「Replaced」変数の中身を見てますと、ハイフンがなくなっています。問題なさそうです。次に進んでこれをテキストファイルに出力するアクションを追加していきます。
▲パラメータを入力します。
- ファイルパス:C:\Users\user\Desktop\電話番号_delete_hyphen.txt
- 書き込むテキスト:%Replaced%
- 新しい行を追加する:オン
- ファイルが存在する場合:既存の内容を上書きする
- エンコード:UTF-8
エンコードは現在はUTF-8が主流です。特に理由がなければUTF-8を選択しましょう。
▲フローを実行して出力したテキストファイルを開いてみますと、%Replaced%変数の中身が出力されてハイフンなしの電話番号を取得できています。
Robinソースコード
File.ReadTextFromFile.ReadTextAsList File: $'''C:\\Users\\user\\Desktop\\電話番号.txt''' Encoding: File.TextFileEncoding.UTF8 Contents=> FileContents Text.Replace Text: FileContents TextToFind: $'''-''' IsRegEx: False IgnoreCase: False ReplaceWith: $'''%''%''' ActivateEscapeSequences: False Result=> Replaced File.WriteText File: $'''C:\\Users\\user\\Desktop\\電話番号_delete_hyphen.txt''' TextToWrite: Replaced AppendNewLine: True IfFileExists: File.IfFileExists.Overwrite Encoding: File.FileEncoding.UTF8
▲Power Automate for desktopのフローデザイナーに張り付けることでここで作成したフローをご自分のPCで再現することができます。
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まとめ
この記事では電話番号や郵便番号からハイフンを削除する方法について学習しました。
このブログではRPA・ノーコードツール・VBA/GAS/Pythonを使った業務効率化などについて発信しています。
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