この記事でわかること!
- Power Automate for desktopで変数の中で%を使う方法がわかる。
- Power Automate for desktopで文字列として%を使う方法がわかる。
PAD変数やテキストの中で「%」を使いたい。
Power Automate for desktop(PAD)で文章の中で「%」を使いたいというシーンがあります。
ところがPADでは%は文字としてはそのまま使うことができません。
試しに変数の中に「%」を入力してみましょう。
▲「変数の設定」アクションに%を入力して保存をクリックして閉じると、
▲構文エラーが発生します。
エラーが発生しました!
エラーは、%は変数を表す時に使用する特殊な文字だからです。
PADで変数やテキストの中で「%」を使う方法。
%を使う方法
では、%を使うにはどうしたら良いの?
%の前にもう一個%を付け足します。
▲%を入力したいときは、その前に%を付けます。例えば「%」と入力したいときは「%%」と入力します。この状態で「保存」をクリックすればエラーはでません。
▲変数の中身を確認すると「%」が格納されています。
このように特殊記号を使うために特殊記号の前につける文字を、プログラミング用語でエスケープ文字といいます。
そしてエスケープ文字を使って特殊記号をテキストとして使うようにすることを、プログラミング用語で「エスケープする(エスケープシーケンス)」といいます。
使用例
実際にフローを作って試してみます。
▲変数NewVarに「80」と入力しました。数字は特に意味はないです。
▲メッセージボックスグループの「メッセージを表示」アクションを追加して、「表示するメッセージ」に下記を入力します。
降水確率は%NewVar%%%です。
▲「降水確率は80%です」と表示されました。
解説
▲イメージはこんな感じ。
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まとめ
以上Power Automate for desktopで%を文字として入力する方法でした。
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